うってぃの備忘録

税理士資格取得を目指す歯学部生の日常です!

【税理士勉強】流動、固定の区分について

今回は流動と固定の区分について学習していきました!

最初は曖昧なイメージでしか違いを掴めていませんでしたが、学習を進めていくことで理解をより深めることができました!

では具体的にどのようなものか見ていきましょう!!

 

流動・固定分類について

まず流動項目とは流動的な(形が変わりやすい)項目であり、固定項目とは長期的に形が変わらない項目である。

流動項目

流動資産は現金のほか短期的に現金に変わりやすい資産のこと

 (例)現金、当座預金普通預金、満期まで1年以内の定期預金、売掛金、商品、

流動負債は短期的に支払いがなされる負債のこと。

 (例)買掛金、返済日まで一年以内の借入金、未払費用、賞与引当金

固定項目

固定資産は長期的に形態が変わらない資産で、回収日までの期間が1年を超える債権など

 (例)建物、土地、満期まで1年を超える定期預金など

固定負債は長期間経過後に支払いがなされる負債のこと

 (例)退職給付引当金、返済日まで一年を超える借入金など

 

次に、流動・固定の分類を行う上で先に正常営業循環基準を適用してその次に一年基準を適用して分類を行う。この分類に当たってはまず「正常な営業循環」の中にあるものは一律に流動項目とされ、「正常な営業循環」の外にあるものには一年基準が適用される。

なお、現金や随時引き出せる預金(当座預金普通預金などは常に流動資産とされる。

 

正常営業循環基準について

正常営業循環基準とは正常な営業循環の中にある項目をすべて流動項目とする基準である。

また営業循環とは、企業が資金を主たる営業活動に投下して、それを資金として回収するまでの標準的な期間のことである。(つまり、原料を買ってそれを製品にして販売するという流れの中にかかるお金が該当する。)

流動項目とされる勘定科目は、流動資産においては「受取手形売掛金棚卸資産(原材料、仕掛品、製品、商品)、仕入に係る前渡金」などである。

流動負債においては「支払手形、買掛金、売上に係る前受金」などである。

 

(参考)

「土地や建物は一般には固定資産であるが、不動産などでそれらを販売する目的で所有している場合には、販売目的の土地や建物を棚卸資産として流動資産に含める。

 

一年基準について

一年基準とは貸借対照表貸借対照表が作成された日)の翌日から起算して、一年以内に回収または支払いがなされるものを流動項目で、一年を超えて回収または支払がなされるものを固定項目とする基準である。また一年基準を適用するのは正常営業循環の外にある資産や負債である。

 

(参考)

「分割返済の借入金で、返済を全部終えるまでに1年超の期間を要するものを長期分割返済の借入金といい、これにも一年基準を適用して流動と固定の区分を行うが、決算日の翌日より起算して一年以内に返済される分は一年以内返済長期借入金の科目で流動資産に表示し、残額は長期借入金として固定負債の区分に表示される。」

 

まとめ

流動と固定の区分についてみてきましたがいかがでしたでしょうか?

まだ理解しきれていない部分もあったかもしれませんがだいたいの所は理解できたと思っており、学習をいい感じに進めれてたと思います!

もし気になったことや間違いの指摘などがあれば遠慮なくコメントしてください!